少しずつ春へ
2018年 01月 17日
「烏骨鶏、なんか巣作りみたいな動きだね」と息子が言った。
小屋をのぞいてみると、入れ替えたばかりの藁を
忙しない様子でクチバシで移動させていた。
まるで、完成形が見えているかのように、
こっちを、あっちへ、と
迷うことなくせっせとカタチを整えていた。
「産んでくれたらいいねえ」と私が言った。
じつは、烏骨鶏の方はもう3ヶ月も卵を産んでいない。
最初は寒くなったせいか(冬は産卵頻度が下がる)と思っていたけれど、
それにしても、全然産まないものなのか?と心配になっていた。
長男は、羽がたくさん落ちてるから〝換羽期〟なんじゃないかと予測していたので、
「もし本当に換羽期だったとしたら、そろそろ産み始めるはずなんだけどな」と言った。
しばらくすると、
烏骨鶏は「よーしできた」とばかりに産卵箱に入り込み、座った。
座り心地を確かめているようにも見えて、可愛らしかった。
見ていると、なんだか私も家の掃除がしたくなってきた。
自宅に戻って掃除していたら、
「コッコが産んだよ!」と長男が駆け込んできた。
思わず私も、「やったあ!」と声をあげた。
新春の茶色コッコの初産に続き、烏骨鶏も産卵再開。
春はまだだけど、春に向かっているように感じられて、
なんだかウキウキしてきた。
ただ、、、ひとつ、気掛かりなことは、
長男が、図書館から養蜂の本を借りてきて、熱心に読んでいること___。
(ニワトリで充分でしょ!)
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